【お金の心理学】「好きなこと」「得意なこと」を見つけるフロー状態になる為の8つの要素

2019年7月31日

人は何かに没頭すると時間の感覚が早かったり、集中して取り組むことが出来ます。

そのような体験をフロー体験といいます。

フローとは、心理学者のミハイ・チクセントミハイが提唱している考え方で、

物事に取り組んでいる時に、完全にそのことに没頭して集中している状態のこと

を指します。

本を読んでいたら1時間経っていた。
絵を描いていたら2時間描き続けていた。

などはフロー状態になっていると言えます。

フロー状態になるためにはどのような条件があるのか見ていきましょう。

フローに入るための8つの要素

フロー状態になるための8つの要素を紹介したいと思います。

①明確な目的
②集中
③自意識の低下
④時間のゆがみ
⑤レスポンスの速さ
⑥適切な難易度
⑦自分で状況をコントロールしている感覚
⑧やっていることに価値を見出す

①明確な目的

やっていることに対して、

目的がはっきりしていることが大切

何を行えばいいのか、どんな手段が必要なのか、達成したときにどんな効果があるのかなど明確にイメージ出来るのであればフロー状態に入りやすくなります。

 

②集中

ここで言う「集中」は、自分の「好きなこと」「得意なこと」に対して、発揮する集中力のことです。

「選択と集中」という言葉もあるように、「好きなこと」「得意なこと」を選択し、時間とお金を集中する。

仕事の中で得意なことを見つけるには、

「集中」出来ている「作業」や「時間帯」を探り見つけることで、あなたの得意を知ることができます。

 

③自意識の低下

「自意識の低下」と書くと「?」という感じですが、

我を忘れて没頭している状態

のことを指します。

アニメやドラマに没頭している時は、楽しんで観ている証です。

つまり、「好きなこと」「得意なこと」をしている時は没頭できるのです。

作業に30分以上没頭して取り組めることがあれば、それは必ず得意なことと結びついている

 

④時間のゆがみ

③の自意識の低下とも関連していますが、

同じ1時間でも、Aをしている時は長く感じ、Bをしているときは短く感じる

時間感覚が変化していることを「時間のゆがみ」といいます。

もちろん、時間が短く感じる方がフロー状態に入りやすいのです。

 

⑤レスポンスの速さ

レスポンスの速さとは、

やっていることに対して、すぐにフィードバックがあることでフローに入りやすい

フィードバックとは、小さい成果を実感できることです。

ただ、日常生活では日々の成長を実感しずらいのも事実です。

そういう時は、

自分で意識的に小さな課題を設定してクリアしていくこと

小さな課題(スモールゴール)を自分で設定することで、課題をこなしていけば小さな成長感を実感できます。

 

⑥適度な難易度

「適度な難易度」とは、

取り組んでいることが難しすぎず、簡単すぎないレベル

簡単すぎると退屈でつまらなくなり、難しすぎると取り組むのがつらくなります。

 

⑦自分で状況をコントロールする感覚

自分が取り組んでいる物事の状況を正確に把握し、自分でコントロール出来ているという状態のこと

他の人に言われて行っている作業は、やらされている感になってしまいます。

その作業をやらされている感ではなく、自らやっている感にすることが大事なのです。

 

⑧やっていることに価値を見出す

得られる報酬が目当てではなく、やっていること自体に価値を感じて取り組んでいること

本が好きだから、本を読む
絵を描くことが好きだから絵を描く

「好きはものの上手なれ」といいますが、まさにそれ自体に価値を置いて取り組んでいるから上達するのです。

 

 

 

参考文献「「好き」を「お金」に変える心理学(メンタリストDaiGo)」

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