【パーテーションをめぐる戦い】HSP社員vs社長
3年間耐え抜いてきた。
耐えに耐えた。
仕事の環境的に音がうるさい。
近くを人が行き交う。
誰か通る度、床が揺れ、机が揺れ、パソコンのモニターがゆれる。
隣では上司の圧。
上司の高圧的な独り言。
物を引き出しから取ってしめるときの爆発音並みの音のデカさ。
勇気を振り絞って、上司に「パーティションを置きたいんですけど」と相談した。
以前、上司と口論になったときHSPであることをいったこともあり、多少理解してくれるようにはなった。
最初のうちは独り言も極力言わないように、言ったとしても小さい声でいってくれていた。音も最小限の音に留める努力をしてくれていた。
しかし、人間の癖や仕草はそう簡単に治るものではない。
しばらくしたら元に戻っていった。
ただ時々、思い出したかのように配慮してくれる時もあった。この点においてはHSPであることを勇気を出して言って良かったと心から思えた。
ただ辛い環境には変わりない。
満を辞して、パーテーションの話題を持ち出したのだ。
上司との口論から一年が経とうとしていた。
上司は前向きに理解してくれた。
上司にいったら、「パーテーションを立ててもいいよ」と言いながらメジャーで机や座る場所の長さを測り始めた。
予想外の行動に少し嬉しかった。
パーティションが置ける!やった!という気持ちでその日1日はルンルンだった。
上司曰く、パーテーションを使う許可を社長にもらう必要があるとのこと。
もちろんOKだと思い込んでいた自分。帰り際に言われた上司の言葉にショックを受けることになる。
上司「ダメだって」
その言葉を聞いたとたん頭が痛くなってきた(これはマジで)。
理由を聞いたら到底納得出来るものではなかった。
頭がモウロウとなりながらも、理由に納得がいかず社長のところになぜダメなのか聞きに行くことになる。
HSPvs社長
社長の元へ
「パーテーションの件なんですけど、何で置いちゃダメなんですか?上司の許可は取ってますよ」
と頭痛い中、疑問を社長にぶつけた。
社長の言い分は
●通る人を阻害する
●作業するときの邪魔になる
●パーテーションを置くと頼みづらくなる
まだ上の理由は理解できるが、頼みづらくなるって笑。
子供じゃないんだから、頼みたい事があればパーテーションがあろうがなかろうか話しかけてくるでしょと。
自分は思ったことはちゃんと言わないと伝わらないと思ってるので、自分が思ってることを全てぶつけた。
結果は社長がパーテーションを許可することはありませんでした。
ただ今の状況を変える手がかりは手に入れた!
社長と対峙して得られたもの。
ただダメだったという結果以上に大きいものを手に入れた。
自分が真ん中に席があると落ち着いて仕事ができないから、出来れば部屋の端で作業したい。
と社長に言った。
すると
「レイアウトを変えるなら上司と相談して変えてもいいよ」
社長はこう返答した。
こうはいったものの、それが出来るなら最初からやっているし、移動出来ないから部屋の真ん中に居続けないといけなかったわけで。
職場は大きい機械が多数あり、容易に移動することが出来ない。
それでも上司に相談し続けたら、いろいろな案を出してくれた。
動かせない大きい機械を動かさずどうやって自分の机を移動するスペースを確保できるか共に考えてくれた。
心の中で「また口だけだろう…」と思っていたからこそ、その行動が嬉しかった。
現在地はちょうど部屋の真ん中に座っている。
希望は壁の端。「あまり干渉されない位置に移動したい」とお願いをした。
ついにこの時が…!
2022年10月21日から同じフロアに新しい人がくるようだ。
今いる人以上のスペースがないのになぜ新しい人がこのフロアにくるのか理解に苦しむ。
上司曰く、新しい人が来る前に移動したほうがいいとのこと。
自分からしたら前でも後でも良かった。移動させてくれれば。
色々考えてくれたおかげで、壁沿いの端っこに移動できるということになった。
自分が想定していたベストの場所だ。
背後を気にしなくて済む。
近くを頻繁に誰かが通ることもなくなる。
上司からの圧&独り言&爆発音からの脱却。
移動する場所は、普段物置になっている場所だ。
モノを片付けて、いざ机移動!!
心の余裕ができた
デスクを移動したことで少し心の余裕が出来た気がする。
今までは1秒でもこの場にいたくないと思っていた職場。
出勤時間もギリギリに来て、帰る時も速やかに帰る。そんな感じだった。
今は朝10分くらい早く来てもいいかなと思えるようになった。
以前の自分からは想像ができない発想だ。
余談だが、かなり離れても上司の「独り言&爆発音」は聞こえてくる。
それくらい大きい音で発せられているのだと改めて感じている。
あの音を近距離で3年間耐えてきたのだ。
これから仕事しやすい環境づくりを進めつつ、のびのびと仕事をしていきたいと思う。
そして仕事に貢献していこうと思う。
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