【勉強法】分散学習で学習効率アップ
分散学習テクニックの1つである「インターリービング」を紹介します。
インターリービングとは、「はさみ込む」「交互に配置する」という意味
スポーツや音楽などで「1回の練習時間に複数のスキルを交互に練習する方法」として使われています。
例えば、
●サッカーでいうと「パス→ドリブル→シュート」を1回の練習ですべてやる
●ピアノでいうと「ハノン→初めて弾く曲→好きな曲」を1回の練習時間で数パターンの曲を弾く
今までは、1つの技能をマスターするまで同じ練習を繰り返す「ブロック練習」が良いとされてきましたが、数十年の研究の結果、
1つのセッションで複数の内容を学んだほうが上達しやすい
ことがわかってきました。
高い効果が出る理由としては、「脳が単純な刺激に敏感に反応する」からです。
同じ練習ばかり繰り返していると、刺激が少ない為、脳が鈍感になっていき、「想起」である思い出すという作業も出来なくなっていきます。
インターリービング学習における3つのポイント
インターリービング学習を行う上で、効果的な3つのポイントがあります。
①ジャンルの数は3つまでにする
勉強したいジャンルを3つに絞ります。
例えば、英語の学習であれば
●ライティング
●文法
●リスニング
このようにジャンルを3つに絞り、
「ライティング→文法→リスニング」
と3つのジャンルをワンセットとして作ります。
②時間は各ジャンル均等に割り振る
ジャンルごとに時間を均等に割り振ります。
●1回の学習時間が30分の場合:ライティング10分、文法10分、リスニング10分
●1回の学習時間が60分の場合:ライティング20分、文法20分、リスニング20分
●1回の学習時間が90分の場合:ライティング30分、文法30分、リスニング30分
③ワンセッションごとに必ず休憩する
個人的には一番重要な要素だと思っている「休憩」。緩和モードを上手く利用すると記憶の定着率が上がると先日のブログでも話しましたが、「集中」と「緩和」が大事なのです。
最適な学習時間がわからない場合は、
「90分の勉強→20分の休憩」(ウルトラディアンリズム)
を試してみてください。
90分の集中モードと20分の緩和モードが科学的には良いとされています。
自分に合う「覚醒状態」と「安静状態」のパターンを見つけてみてください。
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