【心理学】「区切がいい」より「途中」のほうが記憶や興味をひきやすい【ツァイガルニック効果】
こんにちは、のぶりんです。
あなたは物事を「区切りが良い」ところまでやりますか?
それとも、「途中」にして一度離れますか?
ほとんどの人が何でも「区切りが良い」ところまでやりますよね。
作業に集中したいときは、もちろんシングルタスクのほうが良いです。
「マルチタスクがよくない理由」についての記事はこちら⇒【マルチタスクは良くない?】生産性が40%低下!?「シングルタスク」にすべき理由
ただ、「途中」「未完成」のほうが効果が大きいものも存在するのです。
その心理テクニックを「ツァイガルニック効果」といいます。
達成出来なかったことや途中で終わっているものは、完成・達成しているものより記憶に残りやすいという心理
要するに、やりかけのままにしているほうが気になってしまい記憶に強く残り続けるということです。
達成してしまうと、覚えておく必要がないものであれば忘れてしまうことが多いですよね。
「まだやり残っている」という意識が記憶と結びついているのではないでしょうか。
勉強法にも効果がある
自分もそうなのですが、問題を解いているとしましょう。
問いを解いている途中で休憩したりしますか?
多くの人が、問題に取りかかって、問題を解き終わって区切りが良いところで休憩などに入ると思います。
ただ記憶の定着という点に関しては、
問題を解いている途中で「間」をあけることで、「想起」の効果を利用して記憶の定着を行っているのです。
解いている途中で、そこから一度離れるのです。忘れてもいいです。
戻ってきた時に「想起」で思い出すという作業が入ります。
この「思い出す」作業が記憶の定着に大いに役立ちます。
「想起」についての記事はこちら⇒【勉強法】《想起①》クイズ化・ミニテスト化で記憶の定着率アップ
相手の興味を惹く為にも使える
出会いの場なので、会話をすると思います。
この「会話」でツァイガルニック効果を使うのです。
話している会話を区切りがいいところで会話を終わらせる人が多いと思います。
しかし、興味を惹かせたいときには、話が盛り上がった時にそっとその場から席を外すのが効果的なのです。
楽しく会話をしていたのに、すっと会話を切り上げる人に「モヤモヤ」した感情を持った方はいないでしょうか。
自分はそういうとき「モヤモヤ」します。
この「モヤモヤ」という違和感が、相手に興味を無意識に持っているサインなのです。
話を途中で切り上げられると、相手の印象が強く残ることになるのです。
「モヤモヤ」とした違和感が、気になってしまうきっかけになるのです。
この効果を利用することにより、出会いや友達などのコミュニケーションで活かすことができます(*’ω’*)
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