【脳トレにもなる】楽器を練習することによって「マルチモーダル」と「チャンク化」を学べる
こんにちは、のぶりんです。
みなさんは何かしらの楽器をやったことはありますか?
自分は作曲をやっているのですが、8年前に「作曲がやりたい!」と思ったときは楽器すら触ったことのない人間でした。
今では日々ピアノの練習をしつつ、作曲にいかせるように楽器のスキルを学んでいます。
パドヴァ大学が行ったリサーチによると、
「楽器の習得」は脳のワーキングメモリに効果があるという実証データが出ました。
ワーキングメモリとは一時記憶領域のことです。
その要因は大きく2つのあります。
●マルチモーダル学習
●チャンク化
この2つがワーキングメモリ向上に関係しています。
ちなみに楽器であれば、ピアノでもギターでもドラムでもどんな楽器でも効果があります。
楽器のトレーニングはマルチモーダル学習
「マルチモーダル」とは五感を使ってさまざまな感覚のバリエーションで脳を刺激することです。
「視覚のみ」で覚えた記憶と「視覚+聴覚」で覚えた記憶だと2つの感覚を使う「視覚+聴覚」のほうがワーキングメモリを向上させて記憶に残りやすいということなのです。
「マルチモーダルな記憶方法」についての記事はこちら⇒【記憶方法】絵や図を描くことで記憶に残りやすくなる
楽器のトレーニングには3つの感覚を使っています。
●視覚→楽譜を読んだり、手の位置や鍵盤や弦などを把握
●聴覚→楽器を弾いた時に聞こえる音やメロディ、リズムの把握
●運動能力→実際に楽器を手や足で演奏する
3つの感覚を使用する「楽器の習得・練習」などの音楽のトレーニングは脳トレにもなり、ワーキングメモリ向上および記憶力の向上につながります。
「マルチモーダル学習」についての記事はこちら⇒【勉強法】視覚以外を使う!効率的学習法3選
自分は必死に作曲のためにピアノの練習をしてきましたが、こんな素晴らしい効果があるとは思いませんでした(*’ω’*)
楽器の練習・勉強をすることで「情報のチャンク化」を学べる
「チャンク化」とはすでに知っている知識や情報を新しい知識や情報と結びつけることで理解度や記憶定着に大きく役立ちます。
みなさんも経験したことがあるのではないでしょうか。
新しいことを学んでいるときに「あれ?これってあの知識と似ているな」ということが。
色々な要素の情報や知識が、「点」だったものが「線」でつながる感覚です。
それも同じ分野だけでなく、違う分野のものも繋がっていくという。
そうすることで理解するスピードも速くなりますし、記憶の定着にも効果があるのです。
この「情報のチャンク化」を楽器のトレーニングを通して学ぶことができるのです。
これを楽器を通して学んで、習慣化できていると色々なところで「情報のチャンク化」をすることが出来るようになり、理解度や記憶力の向上につながっていくのです。
「チャンク化」についての記事はこちら⇒【勉強法】頭に情報を残りやすくする記憶方法
自分も実感していることが多いのですが、作曲をしているとメロディやリズムなどを理解する上でどんどん「情報の点と点」がつながっていくんですよね。不思議なことに(*’ω’*)
そうすることで、「あ!これはあのことなのか!」など新しい発見や理解が深まっていくのです。
最初は1つ1つ学んでいくことになるので、関連があるとはわからないこともやっていくとどんどん繋がっていき、理解度が増してきて「成長してる!!」って実感がわきます。
そうすると楽器の練習も作曲も楽しくなっていくので、楽器や作曲やってて良かったなぁと思います( *´艸`)
84歳の最高齢プログラマーもピアノをやっている
前に記事で紹介した84歳の最高齢プログラマーの若宮正子さんもピアノをやっていることを知りました。
それも75歳からピアノを始めています(*’ω’*)
この点から考えても「マルチモーダル」や「チャンク化」が効果を発揮しているのではとも思ってしまいますよね。
言いたいことは、
新しいことを始めるのに歳は関係ありません!!
いつから始めても遅いということはないのです('ω’)
「若宮正子」についての記事はこちら⇒【世界最高齢プログラマー】84歳の若宮正子さんから学べること【分析してみた】
まとめ
楽器の習得や練習には多くのメリットがあることが分かってもらえたと思います。
●五感を多く使うことによる「マルチモーダル学習」
●情報や知識を結び付けてくれる「チャンク化」
他にもいろいろな効果が楽器をやることにはあります。
でも一番重要なことは、
音楽を楽しむことです(*’ω’*)
音楽が楽しいという気持ちがあることで、上達もしますし、「知りたい!理解したい!」というモチベーションにも繋がります。
ぜひ音楽を楽しんで、楽器の習得を楽しんでください( *´艸`)
参考文献「超効率勉強法(メンタリストDaiGo)」
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